『ルビー・スパークス』 理想のように思えても相手を思いやる愛情も大事

公開日: : 最終更新日:2014/04/28 映画

私の大好きな映画「ルビー・スパークス」をご紹介したいと思います。

この映画の世界観や雰囲気自体がすごくかわいくて、観るまえからわくわくしていました。以前映画館でみてやっぱり忘れられず、最近DVDも購入しましたがとっても大事にしたくなる作品です。

この映画の主人公とヒロインは、現実の世界でも実際に恋人同士なんだそうです。たまたまなのかどうかはわかりませんが、恋人と映画で共演(しかも主演んで役も恋人)とはなんとも素敵ですね。

この作品のキャッチコピーは「『リトル・ミス・サンシャイン』の監督と『(500)日のサマー』のスタジオが贈るキュートで新しいミラクル・ラブストーリー!」なのですが、まさにそのとおりミラクルな展開が進んで行くファンタジーなストーリーです。全体的な雰囲気もファンタジーというイメージぴったりな色使いであったり、女の子の大好きなテイストが盛り込まれているかわいらしい映画だなと思います。

主人公のカルヴィンは、天才作家として華々しくデビュー。しかしその後極度のスランプに陥ってしまいました。低迷期をなんとか打開するため自分の理想の女の子”ルビー・スパークス”を主人公にした小説を書き始めるのですが・・・。

ある日突然、彼の目の前に現れたのは、現実のルビー・スパークスでした。まさか、そんなはずはないと思い、タイプライターを叩いて試しにいろいろ小説のつづきを書いてみると、書いたことがそのまま現実になっていくのです!この辺は若干コメディの要素もありそれはそれで楽しめると思います。

この理想の女の子がタイプライターを叩くだけで自分の思い通りになるとわかったカルヴィンはどんどんルビーを魅力的な女の子に育てていき、これ以上ないくらい幸せな日々を過ごす二人。とはいえ、やはり現実は小説ではないのでそう簡単にすべてのことがうまくいくわけもなく・・・。

いくら小説の中から飛び出してきた女の子といえども、一人の人間なんだなというのが伝わってきます。カルヴィンはルビーに対して生みの親でもあるわけですから、とにかく自分の理想の女性でいてほしい。そして自分のことを尊敬してほしい、誉めてほしい、という欲求が強いのだと思います。

しかし、女性の立場としてはやっぱり理想を押し付けられても、ちょっと辛いなというのが現実なのではないでしょうか。どちらの気持ちにも共感できます。相手を思う気持ちも程よいバランスというのは難しいけれど大事ですね。

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